米国のバーシュボウ駐韓大使は21日、李明博(イ・ミョンバク)氏の第17代大統領当選を祝うとし、李当選者が韓米同盟の重要性を強調し同盟関係を強化する考えを示していることを歓迎すると述べた。ソウル市内で開催された韓国国防研究院主催の国防フォーラムで講演したもの。
 バーシュボウ大使は、韓国が経済的な成長を続けようとするならば、韓米同盟の力を持続的に維持することが重要だとした。新政権が発足した時が、韓米同盟の(最終)目標などを再検討するための重要な時期になるとしている。

 次いで戦時作戦統制権の移譲に関し、新政権がこの問題を話し合おうとしていることは良く分かっているとしながらも、作戦権移譲はすでに合意しており実行されつつあると述べて再交渉には否定的な見方を示した。作戦権移譲までの期間を5年としたのは移譲作業に万全を期すためで、そのプロセスを進めながら連合作戦能力に対する検討が続けられるだろうと説明した。

 一方、北朝鮮核問題については、「北朝鮮の行動が、新たに肯定的な関係を結べるかどうかを決定する尺度になる」と述べた。最も重要なことは、行動対行動の原則を守ることだと主張している。さらに、北朝鮮が核施設無能力化と核開発計画申告などの義務を果たせば、北朝鮮をテロ支援国指定から解除し敵国通商法適用から除外するとの方針を示しながら、非核化を促した。


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