鄭東泳候補は参拝に訪れた独立運動家・金九(キム・グ)の墓所で記者会見を開き、李明博候補を指して「国民を侮辱しないがしろにする候補は絶対に勝ていないという民心を感じた」と主張した。また、「鄭東泳政権は『統合の政府』と命名されるだろう。独善的な政府ではなく、国民が認める信望ある人物とともにする、能力ある善良な政府を築く」と強調し、反腐敗民主平和改革陣営候補らとの共同政府を構想していると訴えた。この日は早朝からソウル・可楽洞の農水産市場を訪れ遊説を行っている鄭東泳候補は、夜遅くまで地下鉄江南駅や明洞、大学路などを回る予定だ。
李明博候補も明け方から鷺梁津水産市場訪問を皮切りに新村、地下鉄蘆原駅、蚕室駅、新林駅などをめぐり遊説を展開。ソウル市長在職時に復元事業を実施し、自身の象徴ともいえる清渓川広場で、選挙運動を締めくくる。午前中の記者会見では、「李明博政府の誕生は時代の要求。建国と産業化、民主化を経て先進化に向かう道を開くことは韓国の宿命だ」と語気を強めた。BBK問題については、「特別検事が何度捜査をしようとも、真実は変わらない」と潔白を強調した。
李会昌候補は、禾谷、永登浦、江南、三成、弘大入口、建大入口の地下鉄各駅や市内の百貨店など、ソウル全域をくまなく回った。午前中には選挙事務所で会見を開き、「大統領就任時には、国民にとって政治的に重要な資産である朴槿恵(パク・クネ)ハンナラ党前代表とともに共同政府を構成し、大韓民国を建て直すことを約束する」と述べた。また、李明博候補について言及し、「犯罪の被疑者を大統領に選出する国は古今東西どこにもない」と非難した。
このほか、民主労働党の権永吉(クォン・ヨンギル)候補はソウルで、民主党の李仁済(イ・インジェ)候補は地元・京畿道や忠清地域で支持を訴えたほか、創造韓国党の文国現(ムン・グクヒョン)候補は釜山や大田、ソウルと全国を縦断し、最後の遊説を行った。
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.
Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0