北朝鮮は国連世界食糧計画(WFP)に対し来年5月に終了する長期滞留難民援助(PRRO)の継続を要請したものの、WFPが支援継続の条件として要求した、食糧分配の透明性向上策の全面的な受け入れには否定的な立場を示しているようだ。

 米アジア自由放送(RFA)が13日に報じたところによると、北朝鮮に合計1億200万ドル相当の食糧を支援するPRROが来年5月に終了することを受け、北朝鮮が支援継続を要請したのに対し、WFPはさらなる支援を受けるには食糧分配監視要員を現在より10人増員し、監視地域を拡大すべきなどとの条件を提示した。WFPアジア事務所のリスリー報道官は、北朝鮮当局は分配監視活動の許可地域を現行の30郡から50郡に拡大できるとの立場を伝えてきたが、WFPはさらなる許可地域増加を要求するとともに、食糧事情が非常に不安定な東北部の奥地に接近できるよう求めていると説明した。また北朝鮮当局は、禁止区域としている特定地域へのWFPの立ち入り許可に難色を示しているという。

 これと関連し、シーラン事務局長をはじめWFPローマ本部の高官やバンベリー・アジア地域担当局長が来月平壌を訪問し、北朝鮮側と支援の継続について協議する。

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