就職情報サイトのインクルートが、上場企業565社を対象に今年の採用者数を調査したところ、94.5%に当たる534社で合わせて5万3647人を採用したことがわかった。前年実績の5万4461人に比べると1.5%少なかった。

業種別では電機・電子が1万721人、金融が7061人、機械・鉄鋼・造船・重工業が4751人、建設が4607人、情報通信が4460人、その他製造が3770人、自動車が3670人、製薬が3341人、石油化学が3328人、食品が2574人、流通・貿易が2070人など。

 昨年に比べ採用が最も大きく伸びたのは金融業で、39.8%の増加率を示した。機械・鉄鋼・造船・重工業も10.9%増加したほか、建設(8.5%)、物流・運輸(7.0%)、製薬(2.9%)、食品(1.9%)などでも採用規模が増えていた。これに対し電機・電子が18.4%減、自動車が15.3%減、流通・貿易が14.0%減、情報通信が7.3%減、その他製造が3.1%減などを記録した。

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