北朝鮮の国外向けラジオ放送の平壌放送は13日、韓国メディアの報道を引用し、忠清南道・泰安沖の船舶事故による原油流出被害が拡大していることを報じた。
 放送は、タンカーから流出した膨大な量の油の帯が陸地に向かって押し寄せ、2100ヘクタール余りの漁場と10か所の海水浴場が油に覆われたと報じた。貝類養殖場をはじめ泰安地域の全養殖場の63%に達する3500ヘクタール余りが被害を受けると予想されると、詳細に紹介したほか、泰安郡と瑞山市、保寧市、舒川郡、洪城郡、唐津郡が特別災害地域に指定されたことも伝えた。

 北朝鮮は原油流出事故から3日後の10日に初めて、朝鮮中央放送を通じ原油流出事故を報じている。タンカーから8000トンに達する油が海に流出し、事故海域には長さ3.6キロメートル、幅500メートルの巨大な油の帯が形成されたと伝え、「南朝鮮(韓国)の海洋汚染で史上最悪の記録」だと報じた。


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