泰安海洋警察が10日に明らかにしたところによると、この日も油除去船をはじめ船舶100隻余りと航空機5機、軍人や警察、民間人など合わせて8800人余りを動員し、午前6時から事故海域と海岸で油除去作業を再開した。しかし、原油は海岸だけでなく内陸にも深く入り込み、加露林湾の入り口まで押し寄せており、作業は難航している。海上では現在までのところ、事故地点から南は近興面の買誼島まで30キロメートル、北は加露林湾まで20キロメートル、外海に7.4キロメートルほど広がる巨大な油の帯が形成されている。
海洋水産部関係者によると、事故発生後から吹き続いている北西の風が、今後2~3日は続く見込みで、海上に残っている油のほとんどが、現在被害が集中している万里浦や千里浦海水浴場に流れてくるものと思われる。官民軍から9000人余りを動員し、油除去作業に総力を上げる方針だ。
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