また、南北首脳会談で対面した金正日(キム・ジョンイル)総書記について、「直線的にものを言うが、話に熱心に耳を傾け、ユーモアもまじえながら相手に安定感と好感を与える。相手を気遣うことのできる話術を持った人物」と評価した。交渉家としての金総書記は、自己主張をするときはし、譲歩するときは確実に譲歩する、柔軟性のある交渉をする人物だと説明し、比較的難しくはない相手だと感じたと述べた。
韓米関係については、就任初期は「反米感情を持つ大統領」とうわさされ、韓米関係における第1の懸案は「わたしは反米主義者ではなく、合理主義者だ」ということを明示し説得することだったと振り返った。反米感情というのは歪曲(わいきょく)や誇張されたものだと主張した。また、政権発足当時、米国との意見の違いは北朝鮮の核問題1つだったと紹介し、ブッシュ大統領と参謀らは、より強硬な手段やすべてのオプションを常に考慮していたが、韓国にとっては絶対に不可能なオプションだったと明らかにした。韓国軍のイラク派兵についても触れ、就任初期は韓米関係において大変敏感で難しい問題を調整しなければならず、そのため韓米協力関係がより重要だという認識が決定的な理由となったと述べた。
盧大統領は、ときには暗い時代も、緊密な協力の時代もあったが、重要なことは「過去にも未来にも、韓米関係は重要なもの」だという事実だと強調した。
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