11月の1か月間に銀行の企業向け融資(ウォン建て)が10兆1752億ウォン(約1兆2230億円)増え、2000年12月の統計作成の開始以来、初めて10兆ウォンを超えた。
 韓国銀行が6日に発表した11月の金融市場動向によると、このうち中小企業への貸付増加幅は8兆6195億ウォンだった。前月の増加額8兆2499億ウォンを大きく上回り、増加額はこれまでで最大となった。6月に8兆1115億ウォン増加した後、7月と8月は3兆ウォン台にとどまったが、9月は7兆7908億ウォン、10月と11月は2か月連続の8兆ウォン超を記録した。大企業に対する貸付の増加額も、前月の1兆2387億ウォンより多い1兆5557億ウォンと集計された。今年は11月までに銀行の企業向け貸付は77兆9000億ウォン増えたことになる。これは前年同期の40兆1000億ウォンの2倍近い額だ。

 韓国銀行関係者は貸付額の大幅増について、銀行が11月末までの実績を基準に営業店評価を行っているため、駆け込み式の貸付が多かったことが最も大きな要因だとしている。また、法人税納付に加え、大企業による設備投資資金の需要が増えたことも挙げた。

 一方、11月の個人向け融資の増加額は3兆3192億ウォンで、前月の3兆9142億ウォンからやや減った。


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