北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で米国首席代表を務めるヒル国務次官補(東アジア担当)は5日、3日間の北朝鮮訪問を終え北京に到着し、記者らに対し「6カ国協議を年内に開催するのは難しい」との見解を示した。日程などを考慮すると開催は来年初旬以降に可能ではないかとしたが、具体的なことは議長国の中国をはじめ6カ国で協議しなければならないと述べた。
 ヒル次官補は、北朝鮮との会談の雰囲気は大変協力的だったとしながらも、核開発計画の申告について「ある部分では意見に溝があった」と明らかにし、完全な合意には至らなかったことを示唆した。ただ、具体的な内容については公開できないとしている。このため次段階への進展に向けた6カ国協議を年内に開催することは、事実上不可能ではないかとの見方が出ている。

 ヒル次官補は6日に中国首席代表の武大偉外務次官と会い、訪朝結果を説明するほか、6カ国協議日程について話し合う。7日午前に北京を発つ予定だ。


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