大統領諮問機関・東北亜時代委員会の李洙勲(イ・スフン)委員長は29日、東京・慶応大学で開かれた韓日討論会に出席し、基調発題を通じ「韓国政府は、日朝が2002年9月に調印した『日朝平壌宣言』に対し日本が積極的な意志を持ち、日朝関係正常化に向け政治的に努力していくよう望む」との考えを示した。日本がこうした努力をすれば、拉致問題を解決に導く知恵を集められるだろうと強調した。

李委員長は続けて、先月の南北首脳会談で拉致問題への言及があったことを紹介した。具体的な話し合いはなかったが、両首脳とも日朝関係正常化が重要との見方で一致していると説明している。

 討論会は「2007南北首脳会談以後の北東アジア情勢展望」をテーマに行われ、慶南大学の金根植(キム・グンシク)教授、慶応大学の小比木政夫教授らが出席した。

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