円に対するウォン安が続いており、円建て融資を受けている企業が為替差損のリスクに直面してる。銀行の円建て貸付が増加傾向に転じる兆しを見せ始めており、企業と銀行は為替リスク管理の努力が求められる。
 金融業界が22日に明らかにしたところによると、21日のソウル外国為替市場は前日比21.10ウォン安の100円=856.40ウォンで取り引きを終えた。対円相場で850ウォン台をつけたのは、昨年5月19日以来1年6か月ぶり。8月に840ウォン、今月初めには780ウォン台までウォン高が進んでいたが、円キャリー取引解消の動きに伴う円高の余波でウォン安に転じた。低金利の円を借り韓国など高金利の国に投資する円キャリー取引は、米国の低所得者向け住宅ローン(サブプライムローン)焦げ付きによる信用収縮が世界的に広がったことから拡大していたが、このところ急速に解消されつつある。


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