権五奎(クォン・オギュ)副首相(財政経済部長官兼任)が、先進国や新興国による20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、南北の経済協力に国際社会の支援が必要だと呼びかけた。
 権副首相は17~18日に南アフリカ共和国のケープタウンで開かれた会議に出席し、「北朝鮮が北東アジア経済に及ぼす重要性を考慮すると、北朝鮮開発に所要する追加財源作りのために国際社会の共同努力が必要だ」と述べた。統一による財政リスクについて、総投資費用と財政負担を区別すべきとした上で、韓国はドイツのケースよりも、内部的な発展過程を通じ独自に市場経済体制シフトを成功に導いたチェコのケースをベンチマーキングする必要があると述べた。国際金融市場の危機と新興市場の流動性膨張に対しては、過度な流動性と偏り現象を防ぐため、金融当局の事前警告の役割と国レベルの情報共有・協力の強化が必要だと強調した。

 また、権副首相は米国のポールソン財務長官との会談で、両国政府が韓米自由貿易協定(FTA)の議会承認を得るために最善を努力を尽くしている点を確認した。権副首相は、韓国が欧州連合(EU)やカナダともFTA交渉を活発に進めているだけに、米国が韓国市場で優位に立つためには議会承認を迅速に進めることが米国の利益にもかなうと説明した。


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