仁川空港に到着したキム・ギョンジュン氏(中央)=16日、永宗島(聯合)
仁川空港に到着したキム・ギョンジュン氏(中央)=16日、永宗島(聯合)
来月に迫った大統領選挙の最大変数となるとみられる人物、元金融会社経営者のキム・ギョンジュン氏が16日午後6時過ぎ、5年11か月ぶりに仁川空港を通じ帰国した。

検察の護送班は米ロサンゼルス空港で米国当局からキム氏の身柄を引き渡され、航空機搭乗後に逮捕令状を執行した。到着後、護送班はキム氏とともにすぐに駐車場に降り、待機していた車でソウル中央地検に向かった。逮捕から48時間以内に拘束令状を請求するという規定に基づき、地検は17日中に令状を請求する見通しだ。

キム氏は投資諮問会社BBKの前代表で、ハンナラ党公認の李明博(イ・ミョンバク)候補の関与が疑われている投資会社・オプショナルベンチャーズコリア株価操作事件の中心人物。韓国で同社を運営していたキム氏は株価を操作し、2001年12月に会社資金380億ウォン(約45億円)を横領し米国に渡った疑いをもたれていた。法務部が米法務省に犯罪者引き渡しを申請したことから、2004年5月に連邦捜査官により逮捕された。

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