ベルギー・ブリュッセルで19日から23日にかけ行われる韓国・欧州連合(EU)の自由貿易協定(FTA)第5回交渉では品目別関税引き下げ計画が取り上げられ、これまでの交渉内容を反映し互いの要求・譲歩事項を一括提示する方法で話し合いが進む見通しだ。
 農林部が15日に明らかにしたところによると、政府はその席で、穀物・野菜・果物類のうち核心となるセンシティブ品目については、現行の関税維持、季節関税、関税の部分削減などの例外措置を求める方針だ。また、コメは交渉対象から除外するとしている。あわせて政府は、農産物の品目ごとの特別セーフガード(緊急輸入制限措置)や輸入割当などを話し合う際にも、EU側が卓越した競争力を備え多額の輸出補助金まで支給している点を指摘、韓国の豚肉や酪農品市場のセンシティブ性を最大限アピールする。

 衛生・検疫分野では、EUが関心を示している動物福祉、伝染病発生時に該当地域に限り検疫を強化する「検疫の地域化」認定問題について、国内の制度と検疫行政に負担を与えない水準で折り合いをつけたい考えだ。原産地分野の交渉では、品目別に原産地基準が話し合われる。


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