当時のようすを語るキル・ウォンオクさん(中央)=8日、ベルリン(聯合)
当時のようすを語るキル・ウォンオクさん(中央)=8日、ベルリン(聯合)
旧日本軍による慰安婦被害女性らが8日、人権団体アムネスティ・インターナショナルのベルリン支部で当時の惨状を証言し、日本政府に謝罪と賠償を求めるため国際的な連帯を訴えた。韓国、オランダ、フィリピン出身の被害女性3人は苦痛と悔恨の歳月を明かし、残る生涯を慰安婦問題の真相を世界に知らしめ日本政府から誠意ある謝罪を受けることに捧げると述べた。
 韓国出身のキル・ウォンオク(79)さんは、70歳になるまでは当時の出来事を隠し恥と思ってきたが、若い人たちが慰安婦問題の解決に乗り出している姿を見て、自身の過ちではなかったことに気付いたと語った。オランダ、フィリピン出身女性らも、「終戦から62年が経つが日本はいまだにうそをつき真実から目を背けている」「被害者が全員死ぬまでに日本政府は公式謝罪と法的補償を行わなければならない」と訴えた。

 今回の欧州会議証言は、人権団体アムネスティ・インターナショナルの仲介により、旧日本軍慰安婦被害者らが欧州諸国を訪問し慰安婦問題の真実を語る、欧州地域「スピーキングツアー」日程の1つとして実現した。


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