ソウル市は8日、来年度予算案を今年度より2.8%多い19兆4343億ウォン(約2兆4113億円)で確定し、市議会に承認を要請した。
 一般会計が13兆2930億ウォン、特別会計が6兆1413億ウォンで、これに財政投融資基金、中小企業育成基金など15基金の4兆2165億ウォンを合わせると、市の財政規模は23兆6508億ウォンと、今年度比1.4%増加する。自治区や市教育庁支援などを除く実執行予算は11兆1151億ウォンで、今年を15.4%上回る。

 市民1人当たりが負担する市税は100万1000ウォンで初めて100万ウォンを超え、市民1人に回される予算は130万6000ウォンとなる。

 市は来年度予算案の重点を、「文化」を通じた都市のブランドと競争力の向上に置き、ソウルならではの魅力で世界10大都市を目指し政策事業を推進すると明らかにした。分野別に見ると、季節ごとのテーマフェスティバル、「デザイン・ソウル」事業、有望な公演作品の発掘と支援、観光マーケティングなど文化分野には5657億ウォンが投じられる。子どもの遊び場を改善する事業や「女性が幸せな都市」事業、基礎老齢年金・高齢者長期療養保健制度など福祉分野には3兆6275億ウォン、緑地造成や自転車道路の拡充、生態河川の復元などには2兆5950億ウォンがそれぞれ割り当てられた。


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