安葬式のようす=7日、大田(聯合)
安葬式のようす=7日、大田(聯合)
日本植民地時代に中国や日本で活動した独立運動家5人の遺体が7日、国立大田顕忠院に埋葬された。顕忠院と愛国志士第3墓域で行われた安葬式には、国家報勲処の金井復(キム・ジョンボク)処長と光復会の金国柱(キム・グクジュ)会長をはじめ遺族や光復会会員、弔問客ら300人余りが参列した。
 埋葬されたのは、中国で埋葬されていた金鼎奎(キム・ジョンギュ)氏、金基ジュン(キム・ギジュン)氏、趙東鎬(チョ・ドンホ)氏、崔賛化(チェ・チャンファ)氏と、日本で埋葬されていた玄巳善(ヒョン・サソン)氏の遺骨で、それぞれ6日に国内に送還された。

 金鼎奎氏は咸鏡北道の出身で、抗日運動を展開したが間島(朝鮮人居住地)に亡命、大韓義軍府の地方鎮衛隊を編成し武力抗争を行った。玄巳善氏は済州道生まれで、1940年3月に日帝の「内鮮一体論」を批判したのに続き、同年4月には日中戦争における韓国人志願兵制度を不当なものと主張し糾弾した。残り3人はともに平安北道出身で、韓族会自治地区である奉天省(現在の遼寧省)で抗日運動を続けたが、1920年11月に日本軍の襲撃を受け死亡した。

 国外に埋葬されている独立有功者の遺骨356柱のうち、これまで113柱が韓国に返還されている。残り243柱のうち、国家報勲処は所在が確認された88柱について、現地在住の韓国人が民族教育の場として活用できるような墓所を整える方針だ。

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