青瓦台は7日、李会昌(イ・フェチャン)元ハンナラ党総裁が大統領選への出馬を正式に宣言したことに対し、「これまで2度の選挙での失敗は、単なる敗北ではなく道徳的な審判を受けたもの」と強い語調で批判を加えた。

千晧宣(チョン・ホソン)報道官は定例会見で、李元総裁が選挙後も重大な道徳的問題が提起されたにもかかわらず再び出馬することは、国民を無視し冒涜(ぼうとく)することだという考えを示した。李元総裁の息子の兵役問題や選挙資金の授受問題などには言及しなかったものの、李元総裁が道徳的な問題のために選挙で敗北したのはほぼ異議のない評価だとしている。統領選を取り巻く政界の状況を、政治の原則と大義を見失った感があるとも嘆いた。

 李元総裁が現政権を左派政権とみなしたことに対しては、「現政権が左派政権だとしたら、一体どれほど極端な保守右翼政権を打ち立てようというものかわからない」と反論したほか、李元総裁の北朝鮮問題に関する認識について、平和に向かおうとする時代から後戻りし冷戦時代に進もうとする考えが透けてみると厳しく批判した。

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