申貞娥(シン・ジョンア)元東国大学教授と卞良均(ピョン・ヤンギュン)前青瓦台政策室長との関係をめぐる疑惑について捜査していたソウル西部地検は30日、中間捜査結果を発表した。検察は申元教授、卞前室長を拘束・起訴した。第三者の高官関係者が介入した可能性についても調査が進められていたが、そうした事実は確認されなかったとしている。 
 卞前室長は、2005年に申元教授がエール大学博士号など虚偽の学歴で東国大学教授に任用されるよう圧力を行使し、企画予算処長官として予算特恵を約束した疑い、申元教授の虚偽学歴を知りながら、光州ビエンナーレ芸術監督選任に圧力をかけた疑いが持たれている。また、2004年4月から今年7月まで、企画予算処長官と青瓦台政策室長としての権限を利用し、10企業から申元教授が勤める省谷美術館に合計8億5325万ウォンの後援金を支払わせた容疑も確認されている。さらに、申元教授の学内庇護勢力だった当時の東国大理事長、英培(ヨンベ)和尚が所有する寺院に10億ウォン、自身が信徒として所属する寺院に2億ウォンの特別交付金が支払われるよう、職権を乱用を疑いもある。

 申元教授は、米カンザス大学卒業証明書とエール大学博士号などを偽造し、東国大学教授と光州ビエンナーレ監督となった業務妨害の容疑、東国大学教員任用と省谷美術館後援金問題では卞前室長と共犯として関わった容疑。また、2005年7月から今年4月にかけ省谷美術館の公金2億1600万ウォンを横領し、証券投資などに使用した疑いと、2005年3月から昨年12月まで、美術品をあっ旋し受け取った手数料1億610万ウォンを横領した疑い、2005年7月に企画予算処に販売をあっ旋した美術品の一部を横領した疑いもある。2005年9月にソウル中央地裁に債務返済のため個人債務者再生の申請をしながら、財産や収入の一部を隠匿していた容疑も適用された。


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