国防科学研究所は30日、世界水準の超大型航空試験施設を完工、稼動に入ると明らかにした。31日に忠清南道瑞山の試験施設で防衛事業庁の李仙熙(イ・ソンヒ)庁長をはじめとする関係者ら300人が出席する中で完工式を行う。
 試験施設は国内で開発中の戦闘機とヘリコプター、無人飛行機などのほか、戦車、誘導兵器、艦艇戦闘システムなどを対象に、実際の作戦状況を念頭に置いて試験を行う施設。米国の技術と国内資本500億ウォンで完成した。武装試験支援研究棟と電磁波試験棟で構成されており、2013年までに超音速エンジン稼働と飛行制御などの試験棟も建設される。

 武装支援研究棟は、誘導兵器と衛星利用測位システム(GPS)誘導弾などの飛行試験と、低速統制機K0-1、基本訓練機KT-1の性能改良試験などを行う。電磁波試験棟は兵器システムの電子装備の干渉現象を見つける施設で、電磁波適合性、耐性、干渉試験、間接落雷試験、静電気試験、電磁波パルス試験、アンテナ性能試験などを行う。このほか兵器システムの運用時に予想される気候環境を使って問題点を見つけ出す環境試験棟がある。ここでは高温・低温試験、降雪試験、太陽熱輻射試験、降雨試験、湿度試験などができる。

 国防科学研究所は2013年までに航空分野の総合国際公認試験評価・認証機関として発展させていく考えだ。


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