鄭暢泳(チョン・チャンヨン)延世大学総長の夫人である崔氏が、入学希望者の父兄から編入学の請託を受けわいろを受け取った疑いについて、ソウル西部地検が29日に内査に乗り出した。
 崔氏は昨年11月、同大学歯医学科へ娘の編入を希望する父兄から2億ウォンを受け取った疑いが提起されており、検察はこの取引が編入の請託を目的とした金品授受に当たる可能性が高いとみて内査着手を決定した。鄭総長夫妻はこれに関し「編入請託と関連があるとは知らずに借りた」と釈明しているが、検察は違法性の素地があるものとみて、関連資料の収集など疑惑全般に対する確認作業を進めている。

 一方、大学側は今回の事態は編入学試験の不正ではなく鄭総長夫人個人のことだとくぎを刺している。同大学の朴永烈(パク・ヨンリョル)対外協力処長は、「延世大学の公正な入試管理原則は過去から今まで地道に守られてきた。今後も、いかなる場合でも必ず順守される。編入学の過程には何の問題もない」と述べた。


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