ソウル市内の地下鉄264駅のうち46駅で、火災発生時には大型事故につながる可能性が大きいという調査結果が出た。ソウル市に対する国政監査に先立ち、国会建設交通委員会所属のハンナラ党議員が配布した報道資料により明らかになったもので、これら46駅では、火災発生時に地上の安全区域に避難するまでの所要時間が、建設交通部基準を超過していると指摘された。
 建設交通部の現行「都市鉄道駅及び乗換・便宜施設補完設計指針」上の避難基準では、火災発生4分以内に発火地点(駅構内)を離れ、6分以内に煙または有毒ガスから安全な外部出入口を通って出るよう定められている。

 資料によると、特に地下鉄7号線は42駅のうち21駅で避難時間が基準を超えている。ソウル地下鉄を運営するソウルメトロとソウル都市鉄道公社の火災事故防止対策はかなり不足する水準だと指摘している。

 また、ソウル市が別の議員に提出した資料によると、建設交通部の避難基準を超過した駅のうち、避難時間が最も長い駅は2号線乙支路3街駅で、7.76分を所要した。待合室までの避難に最も時間がかかったのは、7号線南九老駅だった。


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