財政経済部は11日に明らかにした経済動向報告書で、「韓国経済は国内需要と輸出の均衡の中で、上昇傾向が持続する状況」と診断した。基底効果など不規則な要因でこのところ一部の内需指標が前月比で鈍化しているが、景気上昇の流れは続いているとした。しかし、米景気の鈍化や中国の追加的な金融引き締めの可能性、原油価格上昇など不安材料も存在するため、各種の指標と金融・外国為替市場のリスクを綿密に点検し対応していくとの方針を示している。
 財政経済部によると、9月の輸出は秋夕(旧盆)連休の操業日数減で若干減少したが、1日当たりの平均輸出額は今年最高を記録した。また、8月の消費財販売は乗用車などの耐久財消費の好調に後押しされ増加、9月のクレジットカード使用額も2けた台の増加幅を維持した。最近の消費回復の流れは、2006年下半期以降に所得や消費心理など消費環境が改善したことに主に起因しており、こうした状況が続く可能性が大きいと財政経済部は分析する。ただ設備投資の場合は、半導体製造装備の減少などにより8月の増加幅は小幅にとどまっている。


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