麻疹(ましん)や流行性耳下腺炎、水痘、風疹など子どもに多い伝染病と肝炎が、今年に入り急増している。国会保健福祉委員会のハンナラ党議員が8日、疾病管理本部から提出された国内の伝染病発生資料から明らかにした。
 資料によると、麻疹は昨年に根絶宣言を出してから1年もたっていないが、今年は7月末までで164件が報告されている。おたふく風邪と呼ばれる流行性耳下腺炎は、小学生以下の子どもがかかりやすい第2群法定伝染病だが、2002年の764件から2006年には2089件に急増し、さらに今年は7月現在でこれを上回る2811件が発生している。乳児と小児の発病が多い水痘は、第2群法定伝染病に指定された2005年に1934件、2006年が1万1027件、今年は7月までで1万2959件と、昨年通年の発生件数を超えた。合併症として肺炎や髄膜炎、脳炎も引き起こす風疹の報告件数は、2002年は24件で昨年まで20件前後で推移してきたのが、今年は7月末で26件が報告されている。

 また、A型肝炎は2002年の申告数317件から増加が続いており、昨年は2081件、今年は7月末までで1055件、C型肝炎も2002年の1927件から昨年は4401件、今年7月末現在で3235件を記録した。


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