東洋最大規模の標本収蔵庫を持つ国立生物資源館が10日にオープンする。資源館は環境部の傘下に置かれ、10万種類におよぶと推定される朝鮮半島の自生生物を研究し、標本の収蔵展示と教育機能などを担当する。15の収蔵庫と予備収蔵庫には1100万点の生物標本を保管でき、東洋最大規模であるだけでなく、温度変化や湿気を防ぐパネルや紫外線遮断灯など最先端設備を持っている。現在は収容能力の10%に当たる118万点を収蔵しており、このうち106万点が環境部が収集し、12万点が一般から寄贈されたものとなっている。
 資源館は仁川市西区景西洞の6万7000平方メートルの敷地に597億ウォンを投じて建設され、収蔵・研究棟と展示・教育館で構成される。

 環境部は忠清南道舒川郡に2011年までに国立生態院を建設する計画。資源館が標本を展示するのに対し、生態院は生きている生物をテーマに、絶滅の危機にある動物の保護センターや、昆虫館などが設置される予定だ。


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