南北首脳会談のため10月2日から4日まで訪朝する盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と3日の午前と午後の2回にわたり会談する可能性が高い。初日に金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長が催す公式歓迎式に金総書記が現れた場合は、自然な流れで百花園招待所(迎賓館)で盧大統領と会うことになりそうだが、これは公式会談というよりは、首脳同士の歓談の形になるとみられる。
 首脳会談の会場は、2000年の南北首脳会談の前例に照らし合わせると、盧大統領が宿泊する百花園招待所で行われると考えられる。会談形式は単独か拡大会談になるかは確定していないものの、前回を考えると少人数が同席する単独首脳会談の形式を取る可能性が高い。その場合、韓国からの同席者は金万福(キム・マンボク)国家情報院長、白鍾天(ペク・ジョンチョン)青瓦台統一外交安保政策室長、李在禎(イ・ジェジョン)統一部長官、権五奎(クォン・オギュ)副首相(財政経済部長官兼任)、成ギョン隆(ソン・ギョンリュン)青瓦台政策室長のうち一部が含まれることになりそうだ。

 両首脳は会談で、南北共同繁栄、朝鮮半島平和、和解と統一という枠組みに大きく分け意見を交換する方針で、会談結果により2000年の南北共同宣言のような宣言形態の合意文を採択する可能性もある。南北共同繁栄の個別議題としては、経済特区、北朝鮮のインフラ構築、農業・保健医療支援など、南北経済共同体を目指した経済協力策が含まれる見通しだ。朝鮮半島平和に関しては北朝鮮核問題、朝鮮半島の平和体制構築、軍事的な信頼措置などが、和解と統一議題としては南北首脳会談の定例化策をはじめ、離散家族、韓国軍捕虜、拉致被害者問題などが扱われるとされる。

 盧大統領は初日の2日に3大革命展示館内にある重工業館、最終日の4日には南浦市の平和自動車工場と西海閘門を公式参観し、陸路でソウルに戻る途中で開城工業団地を視察する予定だ。


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