慶尚南道・統営海洋警察署と海軍3艦隊は26日、日本での不法滞在後、国内に密入国しようとした韓国人の男女10人と、密入国者を乗せていた馬山船籍の漁船船長を検挙した。
 両機関によると、同日午前5時ごろ、日本の福岡近くの港を出港した船舶が統営方面に向かっているのがレーダーで発見された。追跡の末、海洋警察署の警備艦と海軍の高速艇数隻が午前9時ごろ、慶尚南道巨済市沖で船舶を拿捕(だほ)した。密入国者10人は、船舶が検挙される前に海岸に上陸したが、捜索に乗り出した警察に全員逮捕された。

 調べによると、密入国者は日本に不法滞在しながら飲食店などで働いていた。現地での事情でやむを得ず韓国に戻ることになり、日本に住むあっせん業者に800万ウォン(約100万円)ずつ支払ったという。海洋警察署は密入国の経緯を詳しく調べた上で、出入国管理法違反の容疑で立件する方針だ。


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