盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が来月2日から平壌で行われる南北首脳会談のため訪朝する際、軍事境界線を徒歩で越えることを検討していることがわかった。政府当局者が23日に明らかにしたところによると、盧大統領をはじめとする韓国側代表団は陸路での訪朝の意味をいかすため、軍事境界線をどのように越えるかについて多角的に検討を進めている。ただ、現時点では政府レベルでこの問題をどうするか決定はできておらず、韓国側での決定後に北朝鮮側との協議も必要になる。
 政府が検討している案は3つで、ひとつは南北出入事務所を過ぎ軍事境界線を越える前に車を降りて周囲を視察したのち再度乗車し境界線を越えるというもの、もうひとつは徒歩で境界線を越えるシーンを演出するもの。3つ目は車を降りずそのまま境界線を越えるというもの。

 歩いて境界線を越える場合、警護の問題について北朝鮮側と十分な話し合いが必要で、これが決定的な問題となる可能性がある。別の政府当局者は「警護問題などがあり(歩いて越えるのは)現実的に可能だろうか」と疑問を投げかけており、実現は不透明な情勢だ。

 政府は秋夕(旧盆)の連休明けとなる27日に先発隊第2陣を平壌に送る予定で、会談前日までに軍事境界線の通過方法を最終確定する方針だ。


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