盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が来月2日から4日まで平壌で開かれる南北首脳会談の帰路に、開城工業団地を訪問することが決まった。青瓦台(大統領府)の千皓宣(チョン・ホソン)報道官が21日の定例会見で発表した。訪問に北朝鮮側は参加せず、大統領夫妻と公式随行員が単独で訪問する。当初一部で提起されていた金正日(キム・ジョンイル)総書記との訪問は実現しなかった。
 一方、首脳会談準備のため北朝鮮を訪問している先発隊第1陣が北朝鮮側と会談日程を話し合った結果、陸路で北朝鮮入りする盧大統領は、平壌市内に入る際に、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長の出迎えを受けることになった。2000年に行われた第1回首脳会談では金総書記自らが空港に出迎えたが、千報道官によると今回はそうした計画はないという。ただ北朝鮮の特殊性を考慮すると、韓国側でどうなるか断言することは難しいとしている。

 盧大統領は初日の2日に金永南委員長と会談する予定で、金総書記との会談日程については南北双方による話し合いが続いている。

 夕食会は前回と同じく2回開かれ、2日に平壌のレストラン木蘭館で金委員長主催で行われ、3日には人民文化宮殿で韓国側が持ち込んだ食材により、韓国側の答礼として行われる。これらの夕食会に金総書記が出席するかはまだ確定していない。

 盧大統領夫妻が訪問する参観地は、先発隊が視察した西海閘門、人民大学習堂、中央歴史博物館、金策工大電子図書館、金元均平壌音楽大学、万寿台創作社、高麗医学科学院などの中から検討を経て確定する。

 芸術公演「アリラン」の観覧について千報道官は「先発隊が直接見てくるようにしたが、雨のため見られなかった。近く首脳会談推進委員会を通じて決定する」と述べた。

 盧大統領夫妻は訪朝期間中は公式随行員らとともに百花園招待所に滞在する予定で、特別随行員と支援要員は普通江ホテル、記者団と一般随行員は高麗ホテルが宿所となる。


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