米国を訪問している金大中(キム・デジュン)前大統領は20日、次期大統領候補の選出と関連し、「南北統一のため、統一に意欲と熱望を持った候補が当選するよう、若い人たちが大統領選でできるだけの支援をすべきだ」との考えを示した。ジョンズ・ホプキンス大学韓米研究所での討論会で述べたもので、朝鮮半島の平和のために若い世代がどのように準備して統一に寄与すべきかを問う学生の質問に答えた。
 この発言は特に、大統合民主新党の鄭東泳(チョン・ドンヨン)、孫鶴圭(ソン・ハクキュ)、李海チャン(イ・ヘチャン)の各候補が激しい競争を展開し、党内選をめぐり孫候補が選挙活動を中断後に復帰するなど曲折を経る敏感な時期に出たものであることから、特定の候補を支援するための発言なのかが注目される。

 一方、朴智元(パク・チウォン)元青瓦台(大統領府)秘書室長は別途の記者懇談会で「統一部長官を務めた鄭東泳候補を支持する発言ではないのか」との質問に、「特定の候補を意識した発言ではなく、一般論的にこうなればいいとの意向を示したものだ」と説明した。また、金前大統領は党内選が終わるまで特定候補に対する考えを発表しないのかとの問いには、特定候補を支持したり反対したりすることはないだろうと述べた。


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