韓国と欧州連合(EU)は20日、ベルギー・ブリュッセルで自由貿易協定(FTA)第3回交渉を行い、最大の難題だった商品譲歩案問題について、韓米FTA合意案を基準に交渉することで合意した。
 双方はFTA第3回交渉で事実上最終日となるこの日、商品、サービス、規制、持続可能発展の4分科、7分野で協議を行った。首席代表間の協議では今回の交渉期間中、商品譲歩案の論議方法について対立が続いていたが、今後は韓米FTAを基準に論議していくことで合意した。また的財産権分野では、美術作品取引の際に原作者に代金の一部を支払う追給権を協定文から削除することで合意したほか、EU側はデザインの保護期間を25年に延長するよう求めていた要求を撤回した。

 韓国とEUは21日に原産地分科交渉を行い、第3回交渉をすべて終了する。来月15日からはソウルで第4回交渉に入るが、商品協定文や持続可能発展など進度の速い分野の交渉は休み、商品譲歩案など主要争点について集中的に話し合う計画だ。


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