統計庁が20日に発表した2006年の死亡統計によると、昨年は自殺や交通事故による死亡者が減ったことで、人口10万人当たりの死亡者数が前年より減少した。男性の死亡率は10年前に比べ大きく改善したが、依然として女性よりも高い水準で推移している。
 昨年の死亡者数は24万3934人で、前年より1577人減少した。1日平均では668人で、前年の673人から5人少なくなった。人口10万人当たりの死亡者数を意味する粗死亡率は499人で、10年前に比べ17.1人、前年に比べ5.3人少なかった。男性の粗死亡率は549.7人、女性は447.9人で、男性が女性の1.2倍となった。特に50代では男性の死亡率が女性の2.9倍に達している。男性の死亡者のうち70歳以上の割合は45.4%だったのに対し、女性は71.8%と高かった。

 死亡者は1月と12月に多く、6月が最も少なかった。死亡場所は医療機関が54.7%、住宅が30.4%、病院への移送中が10.0%の順だった。

 死亡原因の上位はがん、脳血管疾患、心臓疾患の順で、全体の47.6%に当たる11万6000人余りがこれら3大原因により死亡した。3大原因による死亡者の割合は1997年の42.9%から拡大する傾向をみせている。がんでの死亡率(10万人当たり)は134.8人で、1日平均181人ががんにより死亡している。

 死亡原因を10年前と比較すると、糖尿病が6位から4位に、自殺が7位から5位に上昇し、交通事故が3位から6位に、肝臓疾患が5位から7位に下落した。自殺率は23.0人で前年の26.1人から減少したが、10年前の14.1人に比べると63.0%の大幅増となっている。

 地域別の粗死亡率は、高齢者人口の割合が最も多い全羅南道が825.6人と高く、慶尚北道が736.2人、江原道が690.5人などと続いた。ソウルは374.6人で最も低く、蔚山が373.3人、大田が404.6人など、大都市は死亡率が低かった。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0