統一部の李在禎(イ・ジェジョン)長官は20日の定例会見で、北朝鮮が来月2~4日に予定された第2回南北首脳会談の日程に芸術公演「アリラン」観覧を組み込むことを提案したと明らかにした。これに対し、「何より南北関係の進展と国民の意識水準を考慮した場合、互いの体制の違いを理解し尊重するという意味で、もう少し包括的な姿勢で近寄る必要があると判断し、今後こうした観点から検討していく」と、政府の方針を示した。
 李長官は、第1次先発隊が訪朝し全体日程について話し合いを進めており、基本的にはこの協議結果を見守る必要があると述べた。21日に先発隊が戻れば、北朝鮮の提案内容を検討し最終決定する考えだ。

 アリラン公演は2002年4月に、故・金日成(キム・イルソン)主席の90回目の誕生日を記念し始まった。植民地時代の抗日武装闘争から現在までを、動員された約6万人がカードセクションやマスゲームなどで表現する。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領をはじめとする韓国代表団が、こうした北朝鮮の体制宣伝がメーンの公演を観覧する場合、議論を呼ぶことが予想される。

 首脳会談時の韓国代表団の日程について李長官は、訪朝初日は北朝鮮主催、2日目は韓国主催の夕食会があると説明した。特別随行員の懇談会は、政治、企業関係者代表、業種別代表、文化・芸術など7分野に分かれ運営される。盧大統領の開城工業団地訪問に関しては、ソウルに戻る途中で訪問する方向で北朝鮮と協議中だが、まだ結論は出ていないと述べた。


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