サムスン電子が70型フルHD液晶テレビ「PAVV LED70」を引っさげ、世界の富裕層市場進出を図る。
 同製品は世界最大の液晶テレビで、価格は5900万ウォン(約740万円)に上る。サムスン電子は6月に国内販売を開始し、これまでに主要百貨店の一部店舗や同社直営店などで10台余りを売った。海外の展示会でもこの製品を全面的に打ち出し、バイヤーの視線を集めた。またこのほど、大きな購買力を持つ消費者が少なくない新興市場としてインドを選び初の海外販売を開始し、その象徴性に期待をかけている。今月末には欧州と中国、来月からは東南アジアと北米地域でも販売する予定だ。

 同社関係者が20日に明らかにしたところによると、本社から海外販売法人に渡った製品も含め、これまでの販売数は100台を上回るという。当面は同製品の販売で収益を上げることよりも、高級ブランドとしてのイメージを高めるとともに、消費者の目を肥やし大型テレビ選好度を上げるという効果に期待する面が強いと説明している。

 サムスン電子は2005年10月、当時世界最大だった80型プラズマテレビを発売し、70型液晶テレビ同様に注文生産による販売を展開したが、現在は販売を中止している。プラズマテレビ価格は1億3000万ウォン、ホームシアターパッケージまで含めると1億5000万ウォンという高価格が話題となった。


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