統一部の李寛世(イ・グァンセ)次官を団長に、儀典、警護、通信、報道の各分野の実務担当者35人で構成された先発隊は同日午前7時ごろソウル・三清洞の南北会談本部を出発、午前9時に軍事境界線を越え午後0時30分ごろに宿所となる平壌・高麗ホテルに到着した。先発隊は首脳会談の際に使われるルートで北朝鮮に入り、開城から平壌に向かう高速道路では中間にある休憩所などを視察した。大統領専用車と運転士1人も先発隊に含まれており、路面の状態などを直接点検した。
李次官は午後2時20分ごろ、韓国側に到着を知らせる電話を通じ「平壌はくもっており、小雨が降っている。移動中に特別な問題はなく、無事到着した。歓待してくれており、北朝鮮側も首脳会談の準備にとても忙しそうだ」と伝えてきた。
先発隊は4日間の日程で、これまで南北間で文書により交わされていた協議内容を基に現場視察を行い、代表団の細かい滞在日程、宿所、会談場、参観地などを確定する考え。21日に韓国に戻った後、統一部の尹正遠(ユン・ジョンウォン)南北会談本部長を団長とする先発隊第2陣が27日に北朝鮮入りし、詰めの協議を行い首脳会談本隊と合流する予定だ。
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