米連邦準備制度理事会(FRB)前議長のグリーンスパン氏は17日、韓国とシンガポール、台湾、香港のいわゆるアジア4小竜は、1997年の通貨危機のような経済危機には直面しないとの見通しを示した。2006年1月まで18年にわたり米国の経済政策を動かしてきたグリーンスパン前議長は、同日出版した回顧録「ジ・エージ・オブ・タービュランス(激動の時代)」の中で、東アジア経済は半世紀前の頼りない状態から目覚ましい発展の道を歩んできたとして、このような見方を明らかにした。
 1997年の通貨危機を経験したこれらアジア4カ国・地域は、外貨準備高不足を劇的に改善し、さらに重要なことはドルに対する固定為替制度を廃止することで、予想もできない経済的なショックも10年前に比べはるかにたやすく吸収できるようになったと説明した。


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