韓国とEU(欧州連合)の自由貿易協定(FTA)第3回交渉が17日、ベルギーのブリュッセルで始まった。
 韓国の金漢秀(キム・ハンス)首席代表とEUのベルセロ首席代表の会合で開始した初日の交渉で、双方は商品、関税・通関、貿易円滑化、貿易の技術的障壁(TBT)、サービス、電子商取引、競争の合計7分野で攻防戦を繰り広げた。

 韓国は第3回交渉で、一部品目を除き工業製品の関税撤廃期限を7年と設定、農・畜・水産物の開放有無を明確にし、貿易額ベースの早期関税撤廃(協定発効後の即時撤廃と発効後3年以内の撤廃)の割合を第2回交渉時の63%から68%まで引き上げる一方、センシティブ品目である豚肉開放の可能性も示唆した。

 しかしEUは、韓国が修正した譲許(開放)案も、早期関税撤廃割合が貿易額ベース80%のEU側の譲許案に比べると依然として不十分とし、さらに思い切った開放案を提示するよう求めている。また、7年間という長い関税撤廃期間を設けた自動車の場合も、関税と非関税障壁をめぐる双方の競り合いは避けられない見通しだ。調達分野や知的財産権、医薬品分野も厳しさが予想される。

 ただ双方は今後はひと月ごとに交渉を進めるとするなど、交渉速度を上げ早期妥結を目指すムードとなっており、交渉が予想以上に進展する可能性もある。


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