大統合民主新党の大統領候補を決める党内選で、選挙人名簿に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の名前が記載されていることが17日に確認された。党内選関係者が聯合ニュースの電話取材に対し「盧大統領が選挙人団に登録されていることが確認されており、青瓦台(大統領府)の文竜旭(ムン・ヨンウク)第1付属室長の携帯電話番号が記載されている」と明らかにした。大統領本人の携帯電話でないことから、携帯電話による認証を実施する前の初期段階に受け付けられたものとみられるという。
 党内選を主管する新党国民競選委員会が運営している本人確認サイトで盧大統領の住民登録番号を入力すると、ソウル地域の選挙人団に含まれていることが表示される。

 委員会は盧大統領の名前が名簿に登録された経緯について、事実関係の確認作業に着手している。ただ今回の党内選は、一般国民にも参加が認められているため、盧大統領も選挙人団に参加することはできる。

 これについて青瓦台は「大統領本人、または青瓦台が間接的にでも大統領の名前を申し込んだことはない」とし、名義盗用の疑惑を提起している。青瓦台関係者は、誰かが大統領の個人情報を盗用してインターネットで申し込んだものとみられるとし、詳細な情報を持っている新党に確認を要請していると話している。

 一部では盧大統領による親盧武鉉候補支援説まで提起されており、青瓦台や親盧陣営が盧大統領の選挙人団登録をしていたことが確認された場合には、大統領の選挙中立違反をめぐる論議が沸き起こりそうだ。また、何者かによって情報が盗用されたものであるならば、党内選の過程から問題視されていた代理登録をめぐる議論も高まるものとみられる。


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