民主労働党公認大統領候補に権永吉(クォン・ヨンギル)候補が選出された。
 同党は9日まで全国各地域で党内選挙を実施し、権候補がトップに立ったものの、全国総合得票率が過半数に満たなかったため、50%以上の得票者がいない場合は1位と2位候補の決選投票を行うという規則に基づき、2位の沈相ジョン(シム・サンジョン)候補と権候補の決選投票を行った。決選投票は15日に行われ、開票の結果、権候補が得票率52.7%を獲得し、47.2%の沈候補を退けた。権候補は1997年に国民勝利21から、2002年には民主労働党から大統領選に出馬しており、今回が3度目の挑戦となる。

 権候補は公認候補確定後に演説を行い、非正社員のいない国、農民が笑顔で働ける国、韓米自由貿易協定(FTA)のない国を作ると抱負を述べ、富裕税、無償教育、無償医療の実現公約を改めて明示した。また、「社会を根本から改造し、人間中心の新たな国家を建設しなければならない。大統領選でダイナミックな権永吉を期待してほしい」と呼びかけた。

 さらに、「4800万民衆の夢を乗せコリア連邦共和国を必ずや建設し、既存の旧時代国家体制を根本から立て直す」と述べ、相互協力の統一経済に転換し、米国の顔色をうかがってばかりいるのではなく、自主的で同道とした国、統一と共存の新たな朝鮮半島を切り開くと力説した。


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