日本市場への輸出の割合は1990年の20.0%から、1995年に12.2%、2000年に11.9%、2002年に9.3%と落ち込んでおり、昨年は8.2%にとどまった。今年は7月までで7.2%まで下落している。
これに対し欧州連合(EU)向けは1990年の15.4%から2000年に13.6%と縮小したものの、2004年と2006年が14.9%、今年は7月までで15.4%とほぼ横ばいで推移している。EU市場へは通貨危機後に毎年2けたの伸びが続いており、2005年にはEU向け輸出総額が米国向けを上回り、中国に次いで2番目の輸出市場に浮上している。
一方、中国市場の割合は1991年の1.4%から1995年が7.3%、2000年が10.7%、2002年が14.6%、2004年が19.6%、2005年が21.8%と急成長が続いた。昨年は21.3%とやや落ち込んでおり、今年も7月までで21.5%と伸びが鈍化している。
韓国銀行は、米国の景気鈍化が韓国経済に及ぼす最も大きい波及効果が輸出だとしながらも、米国市場への輸出依存度が過去に比べ縮小しているため、衝撃は以前ほど大きくはないと説明している。ただ、米国の景気鈍化と株価下落は韓国の証券市場からの資金流出を招くため、韓国の証券市場は敏感に反応せざるを得ないというのが一般的な指摘だ。
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