10日午後の鍾路。一帯では文化イベントも開かれた=10日、ソウル(聯合)
10日午後の鍾路。一帯では文化イベントも開かれた=10日、ソウル(聯合)
ソウル市は10日、鍾路の世宗路交差点から東大門区間の一般車両進入を全面規制し、市民に公共交通の利用を促す「ソウル 車のない日」イベントを実施した。

午前4時から午後6時まで同区間で路線バス以外の進入が禁止された結果、出勤時間に当たる午前7~9時の市内総交通量は44万7421台と、1週間前に比べ22%減少した。イベントの趣旨に合わせ、出勤時間には市内バスの無料運行も実施された。市の関係者は、正確な集計はまだ分からないとしながらも、バスの乗客がやや増加するなど、普段は自家用車を利用する市民の多くがバスを利用したようだと話している。市はまた、市と自治区が管理する全公共機関の駐車場を閉鎖したほか、政府機関や一般企業にも公共交通の利用を求めた。

こうした試みについて、出勤時間が短縮されたと話す市民がいた半面、一方的な行政で不便を招くだけだと不満の声も上がるなど、市民の反応はさまざまだった。

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