世界保健機関(WHO)の西太平洋地域委員会が10日、済州道の済州国際コンベンションセンターで開幕した。14日まで開催される。
 委員会には韓国、中国、日本、豪州、ニュージーランド、マレーシア、ベトナム、シンガポール、フィリピンなど31カ国の政府代表を含め内外から400人余りが参加し、加盟国間の交流・協力拡大を協議する。WHOのチャン事務局長や尾身茂・西太平洋地域事務局長、保健福祉部の卞在進(ビョン・ジェジン)長官らも出席する予定だ。鳥インフルエンザなど新種伝染病への対応戦略樹立、生活習慣病の予防、禁煙運動、地域伝統医学研究などに対する実践案が話し合われる。

 中国やベトナムなど主な開発途上加盟国は韓国の健康保険や伝染病監視システムを学ぶため積極的に人材交流事業を進めており、保健福祉部は、委員会が韓国の保健医療制度を紹介する良いチャンスになるとみて、開催期間中に保健医療広報館を設置し保健政策や疾病管理などをアピールする計画だ。あわせて、アジア太平洋地域の開発途上国が韓国の健康保険制度を学べるよう、WHO西太平洋地域事務局と健康保険国際研修課程の設置・運営に関する覚書(MOU)を締結する。


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