昨年の経済成長率5.0%のうち、3.6%は輸出によるもので、輸出の経済成長寄与率は72.9%に達した。韓国貿易協会の国際貿易研究院が9日に発表した報告書によるもの。輸出の経済成長寄与率は2003年に111.2%に達し、他の部門だけではマイナスだった経済成長率を3.1%に引き上げているが、その後の寄与率は2004年が93.3%、2005年が69.2%と低下している。
 輸出は経済成長への絶対的な寄与だけでなく、昨年は就業誘発人数が340万人に達し全就業者2315万人の14.7%を占めるなど、雇用にも大きく貢献している。昨年の輸出が3255億ドルだったことを考慮すると、輸出100万ドルにつき10人の就業誘発効果があったことになる。

 輸出の付加価値誘発効果は全体の53.8%に達し、生産誘発額は6859億ドルと、輸出総額の2.1倍に達した。

 国際貿易研究院の関係者は、今年も韓国経済の回復のためには輸出の2けた増維持が必須だが、世界的な景気鈍化の可能性やウォン高、国際原材料価格の上昇などの影響で、今年の輸出は昨年に比べ高い増加を示すのは容易ではないとの見方を示している。


Copyright 2007(C)YONHAPNEWS. All rights reserved.


Copyright 2006(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0