現代自動車は3日、同社の中国法人・北京現代自動車が今年の中国市場販売目標を32万台から26万台に下方修正したと明らかにした。北京現代自の1~7月の販売実績は12万8587台で、目標の32万台達成は現実的に困難と判断されたため。北京現代自が年間目標を下方修正するのは2002年の現地法人設立以来初めてのこと。今年、同社は中国市場の不振が続いており、販売実績が一時はトップ10から転落、現在は8位にとどまっている。
 現代自は現在、中国市場で競合メーカーのし烈な価格引下げ競争などで苦戦を強いられている状態だ。このため北京現代自は今月1日付で、中国市場の3大主力モデル「エラントラ」「EFソナタ」「アクセント」を一斉に値下げする攻撃的なマーケティングを開始した。北京現代自はこれまで中国内ディーラーに特別インセンティブを提供する方法で競合メーカーの値下げに対応してきたが、これを廃止し、今年初の大幅値下げを断行した。今後も積極的な販売を展開していく方針だ。


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