北朝鮮・開城工業団地内のアパート型工場で生産された製品第1号が韓国に搬入された。
 韓国産業団地工団が2日に明らかにしたところによると、アパート型工場に入居を申し込んだ32社のうち最初に入居したマラソン用衣料専門会社が、先月30日にマラソン用の高機能性スリムパンツ1100枚を出荷した。製品は通関手続きを経て、納品先の仁川・江華島のマラソン事務局に運ばれた。

 この会社は今後、製品の幅を登山やサイクリング用衣料にまで広げる計画だ。中国やベトナムでの生産が難しい少量注文が入った場合でも、開城工業団地では10日以内の製造と韓国搬入が可能だという。意思疎通に問題がなく、韓国まで自動車で1時間半しかかからないという物流上の利点も大きいと話している。

 開城工業団地のアパート型工場は1万3224平方メートルの土地に延べ床面積2万7885平方メートルの建物となっており、工場のほかに共同寄宿舎や物流倉庫、展示場、教育訓練室などの関連設備も備える。産業団地工団では、入居予定の32社の入居が終わる来月17日に完工式を予定している。同団地の第1期事業地にも、2つ目となるアパート型工場を建設する計画だ。


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