ロッテ百貨店は2日、ロシア・モスクワでグループ関係者ら300人余りが出席し、海外第1号店の「ロッテプラザ」オープンイベントを開催した。国内の百貨店が海外店舗をオープンするのはこれが初めて。
 ロッテプラザはクレムリン(大統領府)から西へ2キロメートル離れたところにある。2億ドルを投じて建てられた店舗は地上7階、地下1階建てで、延べ床面積3万8530平方メートル、営業面積は2万3130平方メートルだ。同時に完工したオフィスビルも合わせると延べ床面積は8万平方メートルになる。

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 百貨店には20以上の韓国ブランドから海外有名ブランドまで、121のブランドが入った。ロシアの百貨店とは異なり、食品から有名ブランド、ファッション、家電、家具まで取りそろえ、ワンストップショッピングが可能な「韓国式フルライン百貨店」を掲げている。得意顧客用のラウンジやメンバーシップ制、駐車場の誘導係など、国内で築いてきた購買層別にターゲットを絞ったマーケティングとサービスノウハウも積極的に取り入れ、差別化を図る。

 ロッテ百貨店はこれを足がかりに今年は580億ウォン、来年に1400億ウォンの売上高を上げ、開業3年後は損益分岐点超えを期待する。1号店の売り上げ次第では、モスクワ市内にさらに店舗をオープンしたり、サンクトペテルブルクへの出店も検討するという。

 来年1月には中国・北京に中国1号店をオープンし、中国・アジア圏を中心に海外進出を本格化させる考えだ。2010年までには世界の百貨店業界で上位10位入りを目指す。

 ロッテグループとしても、来年末までにロッテプラザの横に320室規模の高級ホテルを完工するほか、モスクワ市内でのゴルフ場建設や、食品と石油化学部門の進出拡大も計画している。


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