外交通商部の宋旻淳(ソン・ミンスン)長官は31日、モスクワでロシアのラブロフ外相と会談し、北朝鮮核問題をめぐる朝鮮半島懸案と両国間の経済・通商分野協力案について意見を交わした。両外相は、北東アジア平和・安保体勢定着には北朝鮮核問題の解決が重要との認識を同じくし、6カ国協議合意が滞りなく履行されるよう相互に努力することを決めた。

ラブロフ長官は、この会談を通じ韓ロ両国のパートナー関係を再確認したと評価し、扱った懸案については、来週に豪州・シドニーで開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で両国首脳が会い協議することになるだろうと話した。また、ロシアは現在の6カ国協議の進展状況に満足しているとし、間もなく開かれる6カ国協議本会議で、6カ国外相会談の議題などが合意されるとの見通しを示した。

 宋長官も、韓ロ関係は未来志向的に発展していると評価し、特に「韓国は極東シベリアの開発に最適なパートナーになれる」と強調、この分野での両国の協力に期待していると述べた。

 これに対しラブロフ長官は、韓国、北朝鮮、ロシアの3カ国は順調に協力事業を進めており、鉄道についても各国の専門家や担当官庁が会議を準備していると明らかにした。また、10月に開かれる南北首脳会談が鉄道事業推進に大きく寄与するものと見ていると述べ、鉄道は地域の物流輸送改善だけでなく、経済と平和・安保においても大きく役立つものだと強調した。

 一方、ラブロフ長官は、会談開始後に韓国人人質解放に歓迎の意を示した。宋長官は、ロシアをはじめとする国際社会の支援・激励に感謝すると答えた。

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