国産商用車の最大輸出市場として中南米が浮上している。韓国自動車工業協会が30日に発表した地域別輸出現況によると、年初から7月までの国産バス・トラック輸出台数が最も多かったのは中南米地域で、それぞれ8937台と1万6511台を記録した。
 バスの輸出台数は中南米に次いで中東が4189台、アフリカが3345台、アジアが2205台、トラックはアフリカが1万5020台、中東が1万2588台と続いた。中南米は2005年と昨年もバスの最大輸出先だったが、トラックは中東、アフリカに次ぐ3位にとどまっていた。

 商用車を最も多く輸出している現代自動車でも、昨年の全商用車輸出に占める中南米地域の割合は35.5%で、アジア・中東地域(37.0%)には及ばなかったが、今年は7月までで42.6%まで急上昇し、アジア・中東地域(36.2%)を追い抜いた。

 業界関係者は、中南米地域の景気は好調だと話し、景気の先行指数ともいえる1トントラックの輸出が増えたことが商用車輸出の増加につながったと説明した。

 一方、米国、西欧など自動車先進国への商用車輸出は依然として実現していない。年初から7月までにバス・トラックの対米輸出は皆無、西欧にはバスが1929台輸出されただけで、トラックの輸出はなかった。

 今年7月までの企業別商用車輸出は、現代自動車が5万4091台、起亜自動車が1万9491台、GM大宇が1206台、大宇バスが885台、タタ大宇が617台となっている。


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