深刻な少子化問題に直面している韓国だが、米国での養子縁組に韓国の子どもが占める割合は7%と、世界で4番目に多いことが分かった。「国際韓国人養子連合(IKAA)ギャザーリング2007」イベントの一環として、31日にソウルで開催された韓国人の養子に関するシンポジウムで、英ニューキャッスル大学のセルマン研究員が明らかにした。

朝鮮戦争前後の1948年から1962年にかけ、米国の養子縁組に韓国の子どもが占める割合は22%と最大を記録し、その後は割合が次第に減少した。しかし、米国に渡った韓国人の養子数は1967年の480人から増加を続け、昨年は1450人に達した。セルマン研究員は、シングルマザーをタブー視する社会的風潮が緩和されない限り、国内での養子縁組を増やすか、開発途上国のように海外へ養子に出すほかないと指摘している。

また、オランダ・ライデン大学のバンデンベルク博士は、海外に養子に出された韓国の子どもは、家族と肌の色が違うことで葛藤(かっとう)を抱えるケースが多いと主張した。

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