コレール(韓国鉄道公社)の李哲(イ・チョル)社長は31日、南北間の鉄道運行を基盤に、2008年の北京オリンピックで国際列車の運行を目指す考えを示した。鉄道フォーラム5周年記念式に出席した李社長は、韓国鉄道の海外進出と発展方向をテーマに講演し、国際鉄道事業の活性化に向け政府レベルでの支援を模索しており、南北鉄道協力事業に南北経済協力基金による支援など民間投資保障が必要だと述べた。北朝鮮の羅津とロシアのハサンを結ぶプロジェクトのほか、開城工業団地への列車や金剛山観光列車などの運行事業を推進する。
 羅津~ハサンは、韓国とロシアが合弁で物流会社を設立し、羅津港を経由してシベリア鉄道で運送事業を行うもので、来月から合弁企業の妥当性検討に向けた実務交渉が始まる見通しだ。

 李社長は特に、韓日中ロの国際鉄道観光協力ネットワークの構築や、海外観光事業活性化に力を入れており、韓中ロの観光協定などを媒介に、2008年の北京五輪で国際列車が運行できるよう協力を進める考えだ。


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